箕輪初心:生方▲『温泉百話―東の旅』(ちくま文庫2018年)

『温泉百話―東の旅』種村季弘・池内紀編 (ちくま文庫)をアマゾン
で726円で購入した。でも、草津温泉は「猫町 萩原朔太郎」も
アマゾンで購入したし。もうブログで書いちゃったし。「草津温泉
抄 志賀直哉」も書いたし。でも「草津熱の湯高田宏」は知らない。
高田宏『言葉の海へ』で{大槻文彦が「上毛温泉遊記」で梅毒患者
の悽惨せいさんな温泉治療をベースに書いていた。
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●印は私も行った温泉
◆『温泉百話―東の旅』(ちくま文庫2018年)の内容*****

・温泉 太宰治 「蜃気楼」
「綺麗なお湯だ。ソウダ、まるで水晶をとかしたみたい。・・・

●温泉(湯ケ島) 梶井基次郎
「濛々と立ちこめた湯気の中に、賑やかに男や女の肢体が浮動している
  のが見える。・・・・」

●年頭の混浴(熱川) 津島佑子
「真裸の男性が、どこに顔をむけてもうろうろしている。・・・
 ・・前をかくそうともせずに、堂々と私の前を歩いたり、・・
 声をかけたり・・・困ってしまった。
男性の真裸の姿を見てしまうと、なんて格好の悪い人ばかりなんだろう
 と自分のことはたなにあげて、・・・ほれぼれするような肉体は
 全くない。ところが、翌朝、フロントでには・・・決してみすぼらしく
 見えない父親たちがまわりにたくさんいた。・・・
 服を着ることでなんと人間は見かけをごまかせることか・・・・」

●温浴(伊東) 坂口安吾

・奥伊豆日記抄(河内) 徳川夢声
「金谷旅館(河内温泉」・・・熱川温泉・・

●温泉雑記(箱根) 岡本綺堂
「・・・温泉場にいくのは交通が発達したからだ。・・」

●温泉だより(修善寺) 芥川竜之介

●湯の町エレジー(伊東) 坂口安吾

●熱海土産温泉利書抄 三遊亭円朝

・風流旅行 牧野信一

●伊豆山蓬萊旅館 田中康夫

●湯ケ原より 国木田独歩

●つはぶきの花(湯河原) 内田百間

●入湯四旬(湯河原) 佐々木味津三

●伊豆湯ケ島(湯ケ島) 川端康成

・五色蟹(伊豆) 岡本綺堂

・病気 神吉拓郎

・富士屋ホテル(箱根) 古川緑波

●伊東へ行くならヨイフロへ 南伸坊

●熱海の海岸 谷内六郎

・山気(御岳) 上林暁

・奈良田温泉の思い出(奈良田) 和田芳恵

・浴泉記(下部) 吉井勇

・浅草観音温泉 武田百合子

・麻布の温泉 川本三郎

・科学列車と星抄(八幡) 野尻抱影

●狐よりも賢し(那須) 獅子文六


●草津熱の湯 高田宏
「湯治場というと、草津がまずあげられるであろう。私は前に国語辞書
 「言海」「大言海」をつくった大槻文彦の伝記をかいたことがあり、
 その折り、彼の「上毛温泉遊記」に誌された草津温泉での梅毒湯治の
 光景を読んで、驚き、息をのんだものだった。
 ・・・(引用文)・・・・
 
 
●草津温泉抄 志賀直哉

●旅の道づれ(谷川) 安西篤子

●みなかみ紀行抄 若山牧水

●伊香保 寺田寅彦

●猫町 萩原朔太郎

●伊香保へ行って温泉に入ろう 山下清


・露天風呂とトンボ(白鳥) 田中小実昌

●いでゆ綺談(裏磐梯) 中山義秀

・引馬峠 辻まこと

・甲子温泉行(甲子) 結城哀草果

・夢二の手紙抄(湯田川・東山) 竹久夢二

・父茂吉の匂いを訪ねて(銀山・蔵王) 北杜夫

・冬の宿り(峨々) 島尾敏雄

●山の湯雑記(白布・最上) 折口信夫

・定義温泉 つげ義春

●旅中小景抄(鳴子) 柳田国男

●花巻温泉(花巻) 高村光太郎

・東北湯治場旅(夏油・蒸の湯・瀬見・今神) つげ義春

・蔦温泉 小林秀雄

・山上の池沼(蔦) 深田久弥

・知床秘湯めぐりの旅(岩尾別・カムイワッカ・熊ノ湯・セセキ) 川本三郎

・湯治場とふんどし 種村季弘


◆『温泉百話―西の旅』(ちくま文庫)


*著者:種村季弘(タネムラ スエヒロ)の紹介文
1933~2004年。東京生まれ。東京大学文学部卒業。ドイツ文学者。
該博な博物学的知識を駆使して文学、美術、映画など多彩なジャン
ルで執筆活動を展開した。
『東京百話(天・地・人)』
『書物漫遊記』『贋物漫遊記』
『謎のカスパール・ハウザー』
『不思議な石のはなし』
『徘徊老人の夏』
『江戸東京《奇想》徘徊記』など著書・編著書多数。
とあった。

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